楠露会

平成30年度活動報告

事務局　村井隆之（学10P)

楠露会の主たる事業は、2年に一度、奇数年に、「総会・懇親会」を開催することであります。「楠露会規約」には、「総会」は「2年に一度開催すること」（第6条の1）と定められています。この規約を愚直に守って、弊会は、1975年の創設以来四十有余年、主として奇数年に「総会・懇親会」を開催する活動を続け、今日に至っております。

しかし、その是非をめぐって、会員や幹事会のレベルで長年議論が続いてきました。「総会・懇親会」の出席者数の減少傾向が、その背景にあります。

「毎年開催にすれば、出席者が増える。」「毎年開催が、必要だ。」「いや、それは、労力の面でも、経費の面でも、不可能だ。」「毎年開催に変更しても、出席者が増える保証は、何もない。」など、議論が続きました。

「総会・懇親会」の不開催年の平成30年度、幹事会は一年間をかけて議論し、一定の結論を得ました。奇数年には、従来通り、「総会・懇親会」を開催する。そして、偶数年に、「総会」抜きの「懇親会」を、新たに開催する。これが結論です。

このような結論に達した根拠と事情は、具体的には，次の通りであります。

（1）「総会」は、基本的には会員の総意を集約する会なので、往復ハガキで開催通知を出し、出欠の回答を得る必要がある。これには多額の費用（郵送料だけで約10万円）と多くの作業が必要である。

（2）一方、「懇親会」は、あくまでも会員相互の親睦を図る会なので、往復ハガキによる開催通知と出欠の回答は必ずしも必要でない。開催通知は、往信ハガキだけで事足りる。また、通信費が確保できない場合でも、同窓会誌『楠ヶ丘』の誌面とWebホームページを通じて開催を知らせる方法もある。もし本部事務局のご賛同が得られれば、通信の費用が節約できる上に、作業量も大幅に軽減できる。

（3）以上の事情を勘案して、奇数年には「総会・懇親会」を開催し、偶数年に「懇親会」のみの開催を挟んでいくことは、現在の幹事会の力量に照らして、実行が可能だと判断できる。

（4）出席者数の増減の要因は、もとより、開催年の変更だけに求められるものではない。会としての活動内容全般の見直し、とりわけ出席してよかったと思えるような「総会・懇親会」の内容の充実が必要であることは言うまでもない。

以上が幹事会の結論であり、そのような結論に至った根拠と事情であります。

幹事会は、これを念頭におきつつ、平成31年度の事業計画の策定とその実行に取り組んでいるところであります。

平成31年度事業計画

弊会は、平成31年1月19日(土)及び3月31日(日)の両日、神戸市立勤労会館において幹事会を開催し、平成31年度の事業計画を次のように策定しました。

（１）今秋11月に「総会・懇親会」を開催する。

（２）開催日時は、2019年11月17日（日）13時30分～17時00分とする。

（３）開催場所は、従来通り、神戸外大キャンパス内、三木記念会館とする。

（４）記念事業として、神戸外大教授・岡本崇男先生へご退職記念品を贈呈する。

（５）記念品贈呈の際、岡本先生のご経歴等の紹介を、どなたか神戸外大の先生にお願いする。岡本先生の後輩にあたる先生が良いのではないか。

（６）慣例に従い、記念講演のコーナーを設ける。記念講演の講師は、神戸外大・岡本崇男教授にお願いする。記念講演の演題は、岡本先生に決めていただく。

（７）在校生3名にスピーチをお願いする。スピーチのタイトルは、「学生生活または海外留学を体験して」とする。

（８）懇親会は、従来通り、立食会形式で行う。

（９）参加費は、前回と同様、5,000円とする。

今秋開催の「総会・懇親会」の大枠は, 以上のように決まりました。

なお、三木記念会館の使用については、公立大学法人神戸市外国語大学経営企画グループへ「施設使用許可申請書」を提出し、本年2月5日付で「使用許可書」を取得しました。

楠露会の平成31年度事業計画の大枠は、以上の通り、「総会・懇親会」を滞りなく開催することであります。弊会は、11月17日に向けて「総会・懇親会」の諸準備を精力的に行っております。

楠露会会員の皆様には、今回も何とぞご参集くださいますよう、この場をお借りしてお願い申し上げる次第であります。

また、本部事務局におかれましては、弊会に対し「支部等補助金」をはじめ、多大のご支援を提供してくださっております。そのほかに、往復ハガキの宛名ラベルの作成、会場に張り出す掲示物のプリント、それにまた同窓会館の会議室の使用など、本部事務局の大きなご支援を得て、楠露会の活動が成り立っております。今回もまた、何とぞ宜しくご支援を賜りますよう、末文ながら、この場をお借りしてお願い申し上げる次第であります。

以上