リレーエッセー 第16弾

絢爛、豪華、清楚、躍動、・・・・ 花もいろいろ

財務部長 林 誠敏(II11EA)

「花の命は短くて、世話することのみ多かりき。」 でも、開花直前・直後のあの神秘さと、開花中の美しさに見せられて18年間花づくりを楽しんでおります。

絢爛に咲き誇るのはボタン。 赤玉土と腐葉土に油粕・骨粉などの固形肥料を加えて素焼き蜂で育てます。 多いときには一本の木に15個の花を咲かせ、震災後には道行人に約20鉢のボタンを楽しんでもらいましたが、開花期間も短いので5年前に私の定年退職を機に引退してもらいました。
豪華な花は何と言っても三本仕立ての大輪の菊。震災で全壊になり落ち込んでいた時に義弟苗をもらい菊作りに挑戦してきました。 12月頃から芽を出し、3月に摘心、5月初旬にさし芽、5月〜7月に3回移植、8月の暑さに耐えて9月にはようやく直径1cmほどの蕾をつけます。 10月からは長期間にわたって蓄積してきたエネルギーが一度に噴出し、次から次へと花弁が溢れ出し直径20cmほどの見事な花になります。 11月には嵯峨菊などを加えて我が家の菊花展を開き一年間の労をねぎらっています。

清楚な雰囲気を漂わせているのが白のシャクヤク。 花芯が堅くてほとんど自己主張をしない花ですが、毎日傍にいて、ボールのように丸い蕾がまさに開きかけようとする時の純真無垢な姿を見ることができたときは本当に感動します。 また、何の前触れもなく一瞬にして散り去っていく様には感慨深いものがあります。

躍動感にあふれているのはユリです。 すらっとして背が高く、一本の茎から四方に花を付け、どこからでも見てねと自分の容姿に自信を持ち強くアピールしています。 我が家ではスカシユリ、鉄砲ユリ、鹿の子ユリ、カサブランカがそれぞれ容姿を競っていますが、9号鉢に3〜4個の球根を植えているので窮屈そうでかわいそうな気がしております。

その他にも何種類かの草花を育てていますが、在職中は殆どゆっくり花を観賞することがなく、”せっかく主人の期待どおりに咲いたのにちっとも見てくれないなあ・・・・” といった花のつぶやきがずっと気がかりだったので、離職した昨年から切花にして屋内でじっくり鑑賞し褒めてあげることにしました。 妻はもっぱら実益のほうを喜んでいます。
試行を重ねて、切花にするには四つの要素が大事なんだと最近気がつきました。 それは、(1)水揚げがよい (2)茎が長い (3)花の色が多様 (4)開花時期が違う
今年切花にしたのは次のとおりです。

3〜4月 スイセン、フリージア
4〜5月 レナンキュラス、アイリス
4〜6月 カラー
5月 シャクヤク
6月 鉄砲ユリ
6〜7月 カスミ草、アガパンサス
6〜8月 金魚草
6〜9月 グラジオラス、夏ギク
6〜10月 キキョウ、百日草
7月 カサブランカ、鹿の子ユリ
10〜11月 嵯峨菊、糸菊

来年は、ダリア、ゴデチャに挑戦したいと思っています。
因みに、庭木は華やかでしかも毛虫がつかないカイドウザクラがいいですね。

被爆アオギリ2世の成長

2023年7月26日

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